この記事では、小さいお子様がいるご家庭で、
「ドアの指はさみ防止対策って必要なの?」
「ドアの指はさみ防止対策にはどのようなものがあるの?」
という疑問を持った方に向けて解説していきます。
小さいお子様がいるご家庭だとドア周りでヒヤッとした経験は必ずあると思います。
子どもがドアに近づくたびに気を付けたり、どのようにして近づけないようにするか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事を見ていただければ、ドアの指はさみ防止対策の必要性と、対策方法がばっちり分かります!
結論を先にお伝えすると、
- ドアの指はさみ防止対策は必ず必要
- ドアの指はさみ防止対策には「指はさみ防止グッズ」を使うのが一番おすすめ
是非最後までご覧ください。
ドアの指はさみ防止対策はなぜ必要なのか?
そもそも小さい子供がいる家庭では「なぜドアの指はさみ防止対策が必要」なのでしょうか?
公的機関が調査したデータを引用しながら解説をしていきます。
令和3年に行われた東京消防庁の調査によると、0歳~5歳の低年齢児の事故の発生場所として最も多いのが「住宅」という結果となっています。
低年齢児の実に7割以上が住宅でなにかしらの怪我をしているんです。
さらに、住宅で起こる事故の中で「はさまれ事故」の割合は、おおよそトップ5に入ってくる事故原因であると言われています。
そして、はさまれ事故の原因箇所となるのが「手動ドア」です。
自宅にいる頻度が高い低年齢児が、ドアで怪我をする確率が高くなるのは必然と言えます。
ドアによるはさまれ事故は開き戸での発生が最も多く、その中でも蝶番側での事故の割合が最も多いという調査結果が出ています。
蝶番側はテコの原理が働くため、そこまで力を加えなくても開閉部にかなりの力がかかります。
例えば鉛筆くらいであれば・・・
子供がドアを閉める力でも十分に指にダメージを与えることができてしまいます。
子供の指は細く骨も柔らかいため、蝶番側に挟まれた場合に大きな事故に繋がるのは簡単に想像できますよね。
消費者庁が発表している実際の事故情報の中には、
「保護者が寝室に入ろうとした時、子どもが後ろにいることに気付かず、ドアを閉めてしまった。子どもはドアに指を挟み、骨折した。」(3歳)
「年上の子がドアを閉めた際に、ドアのちょうつがい付近に左手の薬指を挟んだ。指先は切断され皮膚のみでつながっている状態となった。」(4歳)
引用元:消費者庁HP
といった想像するだけでぞっとするような情報もありました。
「ドアを開閉する」という普段何気なく繰り返している行動の中に、常にこういったリスクが潜んでいるというのを認識する必要があります。
私の子供は利き手の人差し指を玄関ドアではさみましたが、幸いなことに骨に異常はなく1週間の包帯生活で済みました。
でも、ドアを止めるのがあと少しでも遅れていたら・・・・。
家庭内においてこういった事故を起こさないためにも、子供にドアの危険性を教えるのはもちろんですが、蝶番側の指はさみ防止対策は優先順位が高く、かつ必須の対策と言えます。
指はさみ防止対策には「指はさみ防止グッズ」が最もおすすめ
自宅での指はさみ事故を防止するのに最も有効なのが「指はさみ防止グッズ」です。
指はさみ防止グッズはドアの蝶番側をカバーし、ドアの隙間に指が入ることを防止してくれます。
指はさみ防止グッズは消費者庁によって使用が推奨されている商品です。
ドアの指はさみ事故を防ぐためには、子供に「気を付けて!」と伝える以外で指はさみ防止グッズを使うことでしか対策できないと言っても過言ではないと思います。
大切なお子様の安全のために、できるだけ早く指はさみ防止グッズの導入を検討してみてください。
指はさみ防止グッズは様々な種類がある
ここまで読み進めて頂いた方の中には、実際に購入を検討してみようかなと考えている方もいるかと思います。
しかし、指はさみ防止グッズは様々なタイプがあります。
蛇腹タイプのものや特殊な形状をしたものがあり、金額も1,000円台で買えるものから1万円近くするものあります。
結局どの指はさみ防止グッズが一番良いのか?
という疑問があってもお店でもなかなか売ってないし、まわり指はさみ防止グッズに詳しい人も少ないと思います。
そこで私が10種類上の指はさみ防止グッズを実際に購入して、それぞれの特徴やおすすめポイントを調査してみました。
この記事では、購入の際に気になる8つのポイントに焦点を当て、指はさみ防止グッズを評価しています。
是非ご覧ください。
コラム:指はさみ防止グッズは認知度・設置率が低い
下表に示すように、家庭のドアに対して指はさみ防止グッズで対策をしている人はほとんどいないという現状があります。
指はさみ防止グッズの存在すら知らない人が全体の6割以上もいるという統計も出ています。
なぜ指はさみ防止グッズの存在すら知らない人が多いのでしょうか?
私が出した答えは、
赤ちゃん用品店やホームセンター、家具屋を含めたほとんどの実店舗で指はさみ防止グッズが販売されていない
からだと考えました。
実際に指はさみ防止グッズが置いていても良さそうな以下のようなお店を見て回り、店員さんに話を聞いてきました。
- 西松屋
- アカチャンホンポ
- トイザらス
- ニトリ
- ハンズマン
- ナフコ
- ダイソー
- セリア など
この中で唯一指はさみ防止グッズを置いていたのが、アカチャンホンポのみという状況でした。
指はさみ防止グッズを購入するには基本的にはインターネットで購入するしかないと思ってよいです。
これでは指はさみ防止グッズのような商品の存在を認識するのが難しいというのも頷けました。
しかし、子供の指に何かあってからでは遅いんです!
数千円できる簡単な対策ですが効果は絶大です。
是非真剣に対策を考えてみてください。
この記事を見て頂くことで、1人でも多くの親御さんの意識を変えることができたら幸いです。
まとめ
- ドアの指はさみ防止対策は必ず必要
- ドアの指はさみ防止対策には「指はさみ防止グッズ」を使うのが一番おすすめ
当サイトではドアの指はさみ防止に関する様々な情報を発信していきます。
指はさみ防止グッズは一見すると、「こんなの必要かな?」と感じる部分もあるかもしれません。
ですが、ドアの指はさみ事故は一定の確率でどの家庭でも起こりうるものだと思います。
我が子がそのような事故に遭う可能性を考えると、予め対策をしておくことはとても重要なことではないでしょうか?
私の娘の場合、幸い重症にはならずに済みましたが、
もっと早くこの商品を知っていれば痛い思いをさせなくて済んだのに・・・。
と、とても大きな後悔と反省をしました。
大事なお子様の指ですので、できるだけ早く自宅ドアの安全対策に取り組んでみてください。
私の娘のような痛い思いをする子供が一人でも減ってくれることを心から願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
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